イタリアマルタ旅行~準備編~
僕の旅にアクシデントは付き物なので、予定と狂うのは承知で今の所の予定を書いておきたい。
7月22日
17時50分 成田発
7月23日
0時25分 アブダビ着
ホテルを予約するか、空港のベンチで寝るか迷っている
9時 適当にバスに乗り、シェイクザイードグランドモスクへ。
その後アブダビ市内で適当に過ごす。調べたらアブダビの昼間の気温が48度なんですがどうなるのw
19時 予約済のアブダビ空港ラウンジへ4500円もしたので、貧乏性の私はここでお酒とお料理をたくさんいただき、シャワーを浴びる
7月24日
2時15分 アブダビ発
最も好きな街ベネチア(2位東京、3位チューリッヒ)寄らずにメストレから鉄道でトリエステへw
昼頃 適当にトリエステを観光してバスでスロヴェニアの首都リュブリャナへ。
夕方頃 リュブリャナ着 予約してある監獄ホテルにチェックイン 適当に過ごす
7月25日
昼 ブレッド湖発 鉄道でイタリアとの国境の街ノヴァゴリツァへ。
夕方 徒歩で隣町イタリアのゴリツァへ。鉄道でベネチアへ。
7月26日
11時10分 マルタ着
ホテルまだ予約してなかった!
7月27日
ゴゾ島含むマルタ観光
7月28日
13時55分 マルタ発
16時00分 ミラノ着 ミラノ観光はまたの機会にして鉄道でジェノヴァへ。適当なホテルに泊まる
7月29日
朝 鉄道でチンクエテッレへ。1日かけて回る。
7月30日
朝 ピサへ。8年前の旅で断念した斜塔にのぼる
夕方 フィレンツェ経由でボローニャへ。適当なホテルに泊まる。時間に余裕があればボローニャの街を見る
7月31日
朝 リミニ経由でサンマリノ共和国へ。ヨーロッパ発の神社らしいサンマリノ神社には行ってみたい。できればその日の内にベネチアへ。無理ならボローニャあたりで泊まる
8月1日
予備日。順調ならベネチアでまったり。
8月2日
12時00分 ベネチア発
20時00分 アブダビ着
22時10分 アブダビ発
8月3日
13時10分 成田着
15時頃 帰宅
そんなところ。
今の所怖いのがアブダビで
・48度の中どう過ごすか
・モスクまでの道のり。バスがわかり辛いらしい
一番恐れているのが
明け方まで麻雀をしていて(見学メインとはいえ)判断力の鈍っている状態でバックパッキングをして大事な物を忘れないかどうか
ですが、今回も、困難を楽しむ旅にしたいと思います!
中国、九塞溝への旅 ~成都編~
ぐうたらな性格が災いしてか、中国の旅最終編の日記を書くのが、
イタリアマルタ旅行出発当日明け方麻雀明け
の今となってしまった。形だけでも良いので、次の旅が始まる前に書いておきたい。
6月17日深夜
成都空港着。
成田行きの便までは12時間ほどある。
あまりにも暇なのでなんとなくATMで色々いじくっていると、
普通にキャッシングできました。
焦らず操作するのこれ大事。
300元おろし嬉しくなってケンタッキーへ。
知ってたけどあぶらっこい。早く帰って温かいご飯と野菜が食べたい。
さすがにこんな深夜から街中に繰り出す元気はないので空港のベンチで就寝。
蚊が飛び回っててあちこち刺されましたが、どうしようもないので放置。
6月18日 朝6時
妙に元気。フライトまで成都の街に行ってみようというテンション。
空港からリムジンバスで13元30分で街の中心地へ。
これが結果的に大正解でした。
路地裏とか決してきれいとは言えないし、真昼間から賭けごとをしている人々や売り物の鶏や魚を惨殺している光景とかも見てしまったが危険は一切感じませんでした。
現地の人々の生活を垣間見た感じ。
しばらく歩くと
これが中心となる広場(公園?)
海外のスーパー好きとしてはヨーカ堂は見過ごせず、立寄るとあっという間に時間が経ってしまい、またもやフライトギリギリとなる時刻まで居座ってしまいました。隣に伊勢丹もあったんですが、オープン時間が10時ということで断念。
空港へのリムジンバス乗り場が、中心地から少し離れていて、わかりづらい場所にあるので、行く方は注意してください。地球の歩き方には書いてあるので参考にすると良いと思います。
中国には正直良いイメージは持っていなかったのだけれど、
成都の街は思ったよりも落ち着いていてなんか色々と余裕のある感じ。
成都は普通に好きな街になりました。
んで特に大きなトラブルもなく帰国、翌日(19日)から仕事でしたw
18日は父の日だったので帰りに船橋のSEIBUで純米大吟醸を購入して帰宅しました。
さて最後はいい加減になってしまいましたが、今から準備をして睡眠を取り、夕方17時50分の便でまずはアブダビに向かおうと思います!
拙い文章ですが、ご覧くださり、ありがとうございました!
中国、九塞溝への旅 ~後編~
6月17日(土)7時
朝起きると、めちゃくちゃ寒い・・・
昨日と打って変わっての気候だ。
山地の気候が変わりやすいというのを身をもって体感することができた。
早々にチェックアウトし、ホテルを後にする。
宿泊したフレンドシップホテルは食事抜きで1500円だったが
それなりに広くてコスパ良かったと感じます。
外観はこんな感じ
この日も九塞溝に向かう。
到着。
なんじゃこりゃと言わんばかりの人の数。
土曜でしかも開園直後ということもあり、人でごった返していた、
そして至る処から聞こえる中国語。
昨日は人っ子一人いなかったチケッ売り場もこんなんですからね
まあ何はともあれ、今日も楽しもうと。
中国の方々の我が我が精神が凄すぎましたが、ここは一人旅の強み。
強引に肩を割って入り、なんとか列に割り込む。
おそらく、この日の僕は中国の方々よりもよっぽど図々しかったでしょう
この日も原子森林方面に向かい、フライトまでの時間は十分にあったので徒歩多めで戻ってくる。
とにかく水がきれいな様子がわかりますよね。
10km以上歩いたでしょう疲れたのでランチ。
旅のお供に最適!ソイジョイ先輩!
ええ、帰りのタクシー代を除くともう14元しかもっていませんので仕方がないのです。
昨日は気づかなかったが、分岐点にチベットのお土産店街があって
クルミクッキーを恵んでもらって飢えを凌いでいました
チベットの方々は皆、親切でした♪
まだまだ時間があったので、昨日おっちゃんがしょぼいから行かなくていいよと言っていた長海の方にも行ってみると・・・
あれ?明らかにこれが(五彩池)一番きれいじゃね?
おっちゃん(怒)
15時
まあもう見つくしたので、出口へ。
14元のうち10元を払って小籠包を買うひもじい私。
醤油みたいのかけたらお酢で、酸性の度合いが最強に強くてめちゃくちゃすっぱかった。残り4元
出口付近でうろちょろしていた。
おっちゃんと連絡を取っても正直言葉が通じないし、どうしようか途方にくれていたが、16時頃辺りを適当に見まわしていると、あれ?あの黒いシャツは・・・
おっちゃん降臨
まじか何時から待っててくれたんだ。
しかもこんな何万人もいる中から時間も指定されていないのに我ながらよく見つけられたもんだ。おっちゃんとの絆を感じた。
16時と少し早いが、まあ何が起こるかわからないし、もう残金もないので、早めに空港に行きたかった。21時のフライトで、空港までは雨を考慮すれば3時間程か。ちょうど良いころあいだろう。
おっちゃんが腹が減ったとか言い出して地元の人が行くような刀削麺屋の前でタクシーを止めた。
元もないし、タクシーの中で待ってるよと何度か伝えたが来いという。
知らねーぞあんたに払えるお金が減るだけだぞとやけくそで店の中へ。
おっちゃんおススメの麺 18元
めちゃくちゃうまかったです。
しかもおっちゃんがおごってくれた。
裏が何かあるだろこれw
やはりおっちゃんの友達がやっているビーフジャーキー土産店に連れて行かれましたw
しかもチェックイン時間危ないから早く空港に行ってほしいって何度も頼んだのにw
まあ中国は高級品みたいですが、ほんとにこのビーフジャーキーが口に合わなくて、これをお土産として買っていくのが気が引けたのですが、何も買わないと言って怒りだしてもめんどくさいので、適当に奥の方でほこりをかぶっていたお茶を買ってあげました。
そうこうして空港に送ってもらい、おっちゃんと写真撮ってお別れ。
バイバイおっちゃん。。。楽しかったよ
と思ったらおっちゃんからショートメールが届いてました。
何が書いてあるかわからなかったけど、謝謝とだけ返しておきました。
こんどアヤに訳してもらおう。
なんやかんやしているとチェックイン締め切り2ぷん前でしたが
なんとか搭乗。
2時間後成都に到着しました。
最後、九塞溝への旅、最終日成都編
中国、九塞溝への旅 ~中編~
6月16日(金)14時
道中は山道でもきちんと舗装されており、九塞溝観光に力を入れているのがわかった。
1から番号が振られた9つのカーブを抜けるとシェラトンホテルやレストランなんかが見え始め、いよいよ観光地に来たのだという気分にさせられる。
しばらく走ると九塞溝の入り口に到着。
ここでおろしてもらい、観光を終えてからは自力でホテルまで行こうとしてたのに、ここで謎に色々と話しかけてくるおっちゃん。多分いい人なのだがお節介っぽい。
どうやら今日はもう遅いから九塞溝の観光はやめて明日にしようみたいな事を言い出したのだが冗談ではない。
こっちからしたら唯一無二の目的であり、明日に回して天候等のトラブルの関係で万が一見られなかったら単に週末4日とお金を浪費しただけのかわいそうな人になってしまう。いいんだおっちゃん、俺のことは放っといてもうおろしてくれ!
そんなことを望んでいると・・・
おっちゃんタクシー発車
あぁ~待って
ホテルに連れてってやるぞ荷物を置こうみたいな感じだった。
ホテルの場所を聞かれて、断り方もわからないので、従うことにした。
この旅初めてとなるiPhoneの活躍の場(メモ帳として)がきた。
が、住所が英語でおっちゃん解読不可能そして私はおっちゃんが何言ってるか全く不明。しばらくお互いまごまごしていると
おっちゃん「ここはやめて俺のおすすめのホテルがある」と勝手にホテルの前まで連れてかれた。
「もうサイトで他のホテルを予約済だからそれはできない」と伝えたいが何しろジェスチャーも万国共通ではないのかなかなか通じないのである。
かなりのオーバーアクションをして何とか伝えて予約したホテルに連れてってもらった時には15時半頃になっていた。
ここでおっちゃんともお別れ・・・
ありがとういかつい風貌とは違って案外良い奴だったよ。ちょっとお節介焼きだけどこれもチベット特有の人の良さなんだな。2度と会うことはないと思うけど・・・
おっちゃん「18時に俺に電話してこい」
ぎょえー
そもそも電話してもうちらは何一つ会話ができないじゃないか・・・オッケーも通じなかったじゃんさっき・・・
ていうか18時から何するんだよ。
貧弱で海外知識の乏しいジャパニーズを仲間内で結託して鴨るんじゃないんだろうなあなんて考えもよぎったがまあここは信頼してみることにした。
一応タクシー協会のようなものに入ってるっぽいし、プロフィールはこっそり写真で撮っておいたので
基本海外では信頼しすぎるのは良くないと思います。
ヨルダンで警察官から紹介されたタクシーの運転手にぼったくられそうにもなりましたので。
その時はこちらが4人だったので強気でいられましたが、人数が同じかこっちの方が少ない時、そういう目にあえば旅行者は圧倒的に不利だと思います。
だけどおっちゃんは協会うんぬん抜きにしても悪い人って感じがしなかったんですよね。
今思えば逆に凄く良い人すぎてお節介を焼いてしまうという感じ。
今回はおっちゃんを信頼して携帯番号交換。面白い所にでも連れてってくれ!
機内モードをオフにしておけなんて言われたけど、うちら外国人は中国国内で機内モード解除すると凄まじい料金が発生するのだよ・・・
チェックイン時、フロントで英語が通じることにまさか幸せを感じるとはw
ユースホステルのシングルルームで一泊92元(1500円)ツインで中々良いお部屋
迷ったけど、今日も九塞溝に行くことにした。
カウンターのお姉ちゃんに「え、今から行くの?止めておいた方が良いよ」
と言われて少し迷う。
・入場料が310元と高額である
・公園内に2時間もいられない
・明日1日中居れば十分な内容
というのが理由らしい。姉ちゃんは異常なまだのお節介焼きのおっちゃんと違ってまともだと思うのでごもっともだと思うんだけど、おっちゃん以上にクレイジーかもしれない俺は今日も行くことにした。
タクシーで先ほどの入り口に向かう。5~10分程度
16時入り口着
イメージでは
11時に空港着即タクシー
13時に九塞溝入り口でおろしてもらって観光開始
18時半に公園内を追い出されるので、その後自力でホテルを探す
だったため、相当な時間のロスである。
まあこれ(予定が狂う事を楽しむの)も旅の醍醐味だと思っているので良いでしょうとここはポジティヴ。
九塞溝の知識
・720平方kmの公園
・入場料220元+バス90元=310元(4700円)を払って入場する。パスポート等は不要
・圧倒的に中国人観光客(富裕層)が多い。98%くらい中国人なんじゃ?
・めちゃくちゃ広いので一番奥までバスで往復するのが一般的。ピンポイントで見たいゾーン(五花海、五彩池、なんとか瀑布(滝))だけは徒歩で。
・圧倒的に観光地化されており、遊歩道がきちんと舗装されている。
これが見えてきたらもう少し
お土産コーナーみたいの
こんな時間から来る人いないからガラガラですね
バスもガラガラ。明日は戦場になりました・・・
チベットの方々が衣装を売っています。
旅の思い出にこれを身に着けて写真撮影をする方が多いですね。
これを見に来たんですよ。ちなみに九塞溝には魚がこの一種類しかいないそうです。
しかも独自の進化を遂げてきたそうです、
滝なんかもあったり。水がきれいだから飛び散る水しぶきもマイナスイオンたっぷりで気持ち良いですね^^(適当
他にも美しい水辺の景色をご覧ください!
この日は駆け足だったし一睡もしていなくて余裕がなかったこともあり、写真はこれくらいで。
一番奥までいって駆け足で戻って来た感じですね。五花海の回りの2,3kmだけ遊歩道を歩いておいしいところどりして戻ってきました。
平日ということもあり、すいていたのがよかったです。
1時間半のために310元(4700円)は高かったけど、割と満足。とりあえずの目的は達成したし後は流れに身を任せて旅を楽しもうって感じになりましたね。
それくらい美しい水景色でした。
18時過ぎ
帰り道おっちゃんの事を思い出したが、機内モードを解除したくなかったので一度荷物を置いてフロントのお姉ちゃんに英語でお願いしておっちゃんに電話をしてもらったら、
「なんかおっちゃんが焦っているわよ。すぐ来るらしいので外で待ってて」
おっちゃんまた何かやらかしたのか。
なんて考えているとほんとに数分できた。ちょっと怒っている。
携帯指さして何回も電話したのにと言い出した。機内モード解除してみたら確かに12回とか電話かけてきてた。なんかすまん。
こっちも急いででてきたからトイレのスリッパを履いたままタクシーに乗せられどっかに連れてかれた。
車内でなぜかチケットを渡され劇場みたいなところでおろされ、急いで行ってこい!
とおっちゃんに送り出された。
時間を過ぎていたため、係員さんにチケットを見せると席まで連れて行ってくれた。
かなり大きい劇場(錦糸町の映画館を縦に2,3倍伸ばしたくらいの大きさ)で中国雑技団のショーだった。
しかもこの規模の劇場のセンターの前から2番目。
おっちゃんがなんか知り合いがどうこう見たいな事を言っていたが、多分俺が九塞溝に行っている間に良い席を確保しておいてくれたのだろう。
昼間に謎の220元を渡したのも思い出した。てっきり九塞溝の入場料(バス除く)と同じ料金だから翌日の公園内のチケット代かと思っていたのだが・・・
一気におっちゃんに感謝と今までちょっとウザいと思っていてごめんという謝罪の気持ちが沸いてきましたね。
劇は4部構成でそれぞれが違う内容。
・オープニング
・恋人を誘拐された勇者が悪の居城に乗り込んで助ける話
・震災での救助の話
・新体操みたいの
日本でも劇という物は興味がなく、ほとんど見ないのだがそれなりに楽しめました。
ただトイレのスリッパで出てくるくらいなので、iPhoneと部屋の鍵くらいしか持っておらず、当然デジカメも部屋にあったわけでiPhoneから取り込むのはめんどくs写真はありません。
満員御礼大繁盛で出口までも大行列。
中国の人たちはおしゃべり好きなのでこちらのコンディションが悪い時は本当に辛い。この日は暑く、見知らぬ土地でしかも特有の匂いにもまだ慣れず、ただでさえ体力を奪われていて中国語が聞こえてきて大声でしゃべくり倒すし一気にしんどい状況になっていた。
そんな時、おっちゃんの姿が見えた瞬間・・・
ああ、あれが天使か
いや、あんなガタイが良くてゴツゴツした天使はいないはずだが。
劇の時間に合わせて迎えにきてくれたようだ。ホテルまで送ってくれた。
現在19時半。この流れは多分・・・
おっちゃん「明日も空港まで送ってやる(有料)」
はいきた。
もはやおっちゃんは信頼できる存在になっていたのでお願いする事にした。
ホテルに戻った後、外も涼しくなってきて余裕が出てきたのでホテルの近くを探索。
手持ちの元も少なく、節約していたため(水だけは頻繁に買っていました)そういえば機内食以外何も食べていない。
好き嫌いやアレルギーの無い自分は、海外に行くととりあえずその土地の特有の物を食べようとする傾向にあり、せっかくなので地元の中華料理にチャレンジ。
クーシンサイの炒めものと麻婆豆腐、ご飯で51元。
みすぼらしい旅人に見えたのかお店の人が良い人で50元(700円)にまけてくれました
クーシンサイに外れなし。
麻婆豆腐は一口目めちゃくちゃうまかったのだが違和感。。。
10秒くらい立って舌にビビっと電撃が走りました。
よくよく見ると凄い量の山椒がかかっていて山椒がなければパーフェクトだったのにと思ったが日本男児の意地で完食!
22時頃ホテルに戻り、日記を書いてシャワー。
旅の時は軽量化を最優先しており、シャンプーも持ち歩いていないのだが、まさかの部屋にシャンプーなし。
仕方なくシャワーだけ浴びて就寝。
この日はゆっくり眠れました。
翌日目が覚めると、めちゃくちゃ・・・
後編に続く
いつも旅をする時は無計画に近いとは言え、企画から出発までがここまで短かったのはさすがに初である。運が良かったとは言えそれでもちゃんと目的を達成して帰ってこられたのだから今回の旅である程度、自信をつけることはできましたね。
中国、九塞溝への旅~前編~
6月の15~18まで4連休だったので、以前から訪れたいと思っていた中国は成都の北の山奥にある九塞溝に行って来た。
昔から几帳面で用意周到だったので半年も前から緻密な計画を立て、航空券や宿は最もコストパフォーマンスの良い所を調べあげ、最低限の出費で済むように必要なだけの元を両替して・・・
なんてことは性格上できない。
勢いだけで行って来た。
実際には、
月曜「あー週末4連休かー。海外行っちゃう?候補は九塞溝、バンコク、ハバロフスクあたりか。」
火曜「九塞溝に決めた。図書館で地球の歩き方借りるベ」
水曜「あ、航空券取ってなかった。(スカイスキャナーポチポチして)95000!たけぇ。なになに空港で2泊すれば67000で行けるのか。前日でこの料金なら(多分)悪くないな、じゃあこれで。元(通貨)は秋葉原ドンキ下のチケット屋で確保、最後にSOYJOY先輩」
木曜「いざ!出発!」
前日最安値航空券
行き 中国東方航空 成田→上海→西安(深夜9時間待ち)→松藩
帰り 中国四川航空 松藩→成都(深夜14時間待ち)→成田
というハードプラン である。
6月15日(木曜)19時
乗り継ぎの上海空港に着いた。
16年ぶりの中国である。
もちろん中国語なんて一切喋れない。
まあ、日中共通の漢字という最強ツールがあるし、最悪わからなかった現地で中国語辞典ダウンロードすればなんとかなるだろう。
と思っていた。
が、いきなり心が折れかけた。
まずこれは意外だったのだが、Wifi接続はできているのにネットが見られない。
そして上海空港での入国手続きの際に問題が大量発生した。
・西安行きの便の出発時刻がわからない。パネルにも航空券にも時刻が書いてない。
・外国人用の長蛇の列。↑に間に合うの?
・入国カードって何?さっきの便で終始寝てたからわからないよ。
・審査官の人英語だけど何言ってるかわからないよ(自分の英語レベルが低いため)
・住所書けって?うちの住所書いとくかw→怒られる。滞在先の住所が必要らしい。
あたふたしながらBOOKING.COM開いて予約したホテルの住所を記入
・チェックインってもう一回するの?
・やべー日本の漢字と全然ちがうよ案外わからないよ
つまり何もかもがわからない状況
後で聞いた所によると、ここでは乗継便の人用の列(すいすーい)に並んで、時間のたっぷりある西安で入国手続きすれば良かったらしい。
そんな手があるのか!
多分皆がしっているであろうことも知らんとか自分がいかに運だけで乗り切って来たか、知識がどんなに乏しいかがわかる。
チェックインカウンターでゴーストレートハリーアップと言われたので、まだ間に合うっぽい!
気を取り直して(ここだけは自分の良い所)いざ、西安行きの便へ。
荷物検査の所でまた止められましたw
後ろには長蛇の列。ゴメンナサイ。
なんかお偉いさんぽい人まで登場してざわざわし始めていて、正直16%くらいの確率で今回の旅がここで終わる気がした。なんか重要な欠陥があって、次の便に乗れない気がしてきた。
が、ここも乗り切る(自分は何もしていない)
ポンコツな子扱いされて専用タグみたいのをつけてもらって、だめだこりゃみたいなポーズをされたが、笑ってごまかしておいた。
やっぱもう一度チェックインしないとだめだったみたいです。
ゲート内に入り、乗るはずの便の時刻を確認すると20分前!
なんとか西安へ。
機内で隣のお二方が日本の方で、縁あって話しかけていただいて3人で青島ビールで乾杯。西安までの2時間、機内食はしょぼかったのに本当に楽しく過ごさせていただきました。
お二人は幼稚園から60年の付き合いだそうです。連絡先を交換して再会を誓って西安空港でお別れ。もうこの時点でこの旅に来て良かったと感じていた。
西安空港のベンチで寝ようとしたが、危機を乗り切ったこと、お二人と出会えたこと、これからの旅への期待それらで一切寝付けず、結局一睡もできずに朝を迎ることに。
6月16日(金)朝
旅をする上で自分の中で相当優先順位の高い、シャワーと歯磨きを空港併設のスパでこなしてようやく52%くらいのテンションで9時の便で松藩空港へ!
1時間程で到着!寒いと聞いていたのでタイツまで用意していたのだが、暑い!
そして上海、西安、松藩と空港でのwifiは3連敗。iPhoneはただの電子メモと化していました。
後で調べると中国ではネット規制がかかっていてGoogleなどの検索エンジンは弾かれてしまうみたいですね。
初めて中国に行く方は気を付けてください。
ヨーロッパでは今までに訪れたどこの国でも大丈夫でした。
空港発のリムジンバスで6人集まると50元程で九塞溝まで連れて行ってくれるのらしいのだが弾丸旅の今回、一刻を争う事態である。
乗客が集まるまで待つなんて悠長なことをして後悔はしたくない。旅の師匠も時は金なり!とおっしゃっている。
ここは200元払ってでもタクシーを捕まえて九塞溝に向かった。
一応、こんな感じでタクシー料金の相場が定められていましたね。
これは旅行者にとっては嬉しい。
こんなに出せないと感じれば、リムジンバスか、近くの川主寺までタクシーで行って、そこからバスに乗れば安く行けるみたいです。
松藩空港近くはこんな感じ
晴天だし景観も良く、もう少しで憧れの九塞溝に行けるという期待感で75%くらいまで持ち直していた。
道中こんなのもいて
普通に道路横断してくるとかw誰やこいつら
後で聞いたらヤクという動物
それはそうとタクシーの運ちゃん(おっちゃん)が何回か話しかけてくれるのだが何を言っているのか一切わからない。
ゆっくり話してくれるし、沈黙がきまづいからか気を使ってくれているのはわかるのだが・・・筆談もだめ。初めて見る謎の漢字。
同じことを繰り返し何回も言ってくるが、回数の問題ではない。ジェスチャーも通じない。
ヨーロッパを旅していても、いくら英語ができないとはいえ、ここまでコミュニケーションに困ったことはない。
そんな感じで高地なのに案外暑いなー(車内体感温度30度)と思いながら一路、九塞溝を目指す。
中編に続く。